「前世」というと、ほとんどの人は、自分の前世は何だったのかを知りたがる。しかし、この本をはじめ、多くの前世関係の本で「何だった」事が重要ではなく、「どんなだったのか、あるいは、その前世を受けて、今の自分は、何を成すべきか」の方が大切である、と述べている。
この本は、そういう意味で凄い本だ。興味本位で、自分の前世が誰か、を知りたい人には全く期待はずれに終わるだろう。しかし、過去世を知って、今生に役立てたい、と願う人には重要な指針をあたえてくれるはずだ。
500頁を超える大書だが、全てを読む必要はない。何故ならば、占星術のように12のタームで区切られ、その1つが自分を指しているからだ。これを聞いて「なーんだ、星占いか」と思うのは早計だ。事実、かなりの部分で現在の自分の性格、今まで歩んできた過去が明らかに符合する。そして、比較的難しい記述が多いので、少々腰を落ちつけて読む必要があった。
今後の人生の羅針盤が必要な時に重要な本だと思う。
本のあらすじを紹介
私は年に4、50冊の本を読みます。ほとんどは近所の図書館からの借り物です。たくさん読むので、自分でも何を読んだか分からなくなるので、記録を取る事にしました。 注)あらすじを書いてます。ネタばれ注意です。
2013年4月27日土曜日
2013年4月3日水曜日
自信をもって生きられる77の心理法則/斉藤勇・著
現代人は、ほんの些細なこと、ちょっとした事で、ストレスを感じ、自信をなくしたり、うつ病的になったり、悲観的に考えたり、そんなことが論じられて久しくなっている。そうした我々に自信を与え、よりよい生活を送ってもらえるよう筆者が、心理学的見地から、科学的に、統計学的に実験結果を事実として、知らせ、その結果、このようなことが言える。だから、皆、心配せずに前を向いて行こう、と激励を送ってくれる、そんな本である。
とはいえ、そのストレスは多岐にわたる。それらを、ビジネスでありがちな、対人関係でありがちな、勉学などのために記憶力を高めるためには、心と体を悩むあまりストレスに悩まされるならば、と、様々な切り口から、教えてくれている。私自身は、最終章の勉強法や、効果的な記憶方法などが、役に立つように思われた。
とはいえ、そのストレスは多岐にわたる。それらを、ビジネスでありがちな、対人関係でありがちな、勉学などのために記憶力を高めるためには、心と体を悩むあまりストレスに悩まされるならば、と、様々な切り口から、教えてくれている。私自身は、最終章の勉強法や、効果的な記憶方法などが、役に立つように思われた。
2013年3月16日土曜日
記憶力を強くする/池谷裕二・著
記憶力を強くする、具体的な方法が書いてあるのではなく、人間の脳が、どのように物事を記憶し、情報として蓄積するのか、という事を科学的に、しかし、易しい言葉で説明してくれる本。
もちろん、少しではあるが、どうすれば、暗記が増すのか、あるいは記憶力を減衰させる食べ物、逆に記憶力を増幅する薬なども紹介されている。
しかし、どちらかと言うと、記憶力ハウツー物ではなく、脳内の海馬と呼ばれるところが記憶を定着させる媒体になって、云々と、記憶を定着させていくメカニズムを簡潔に説明してくれている本である。
もちろん、少しではあるが、どうすれば、暗記が増すのか、あるいは記憶力を減衰させる食べ物、逆に記憶力を増幅する薬なども紹介されている。
しかし、どちらかと言うと、記憶力ハウツー物ではなく、脳内の海馬と呼ばれるところが記憶を定着させる媒体になって、云々と、記憶を定着させていくメカニズムを簡潔に説明してくれている本である。
Naked Face/Sidney Sheldon・著
ジャッド・ティーブンスは、精神科医。ある日、彼の患者が通りで刺殺される、そしてその後、ほどなく、医院の秘書をしていたキャロルも惨殺死体となって、彼のクリニックから発見される。2人の警官マグレビーとアンジェリはジャッド自身に疑いの眼差しをむける。ジャッドは自身の無実とさらに殺人者がジャッドを狙っていることを知って、探偵を雇う事にする。
探偵のムーディは、風貌がさえないものの、確かな探偵力をもっていた。そして、犯人を突き止め、犯人を教えるから一人でくるように、とジャッドに伝える。ジャッドは逆にこれを怪しみ、二人の警官の内、まだ自分を信用してくれているアンジェリの方にこの事実を伝える。そして、ムーディに会いに行くが、ムーディもまた死体となって発見される。
犯人は大物国際手配犯のデマルコだった。そしてデマルコの手先としてアンジェリが情報をもらし、ムーディを暗殺した。デマルコの動機は、デマルコの妻が密かに精神的になやみ、素性を隠し、ジャッドの精神科に通っており、これを浮気と考えた、というものだった。
デマルコは足がつくのを恐れ、手先のアンジェリを射殺、その後、ジャッドを射殺しようとしたところを、ジャッドは精神的に追い詰め、逆上したデマルコは素手でジャッドを殴り殺す方法を選ばされる。これが、ジャッドの戦法で、さらに逆上したデマルコは我を忘れ、ちょっとしたすきをジャッドに与えてしまう。さんざん殴られ、意識がもうろうとしたジャッドだったが、最後の力を振り絞り、デマルコを稼働中の粉砕機の中に放り込んで勝利を得る。その後、警察が到着し、デマルコの妻(結局、ジャッドに恋愛感情を抱いていた―お互いに)も救出される。
英語の原版を辞書を引き引き読み進めたが、かれこれ6か月くらいかかった。。。。大変!
もう少し英語力が必要、と痛感!
探偵のムーディは、風貌がさえないものの、確かな探偵力をもっていた。そして、犯人を突き止め、犯人を教えるから一人でくるように、とジャッドに伝える。ジャッドは逆にこれを怪しみ、二人の警官の内、まだ自分を信用してくれているアンジェリの方にこの事実を伝える。そして、ムーディに会いに行くが、ムーディもまた死体となって発見される。
犯人は大物国際手配犯のデマルコだった。そしてデマルコの手先としてアンジェリが情報をもらし、ムーディを暗殺した。デマルコの動機は、デマルコの妻が密かに精神的になやみ、素性を隠し、ジャッドの精神科に通っており、これを浮気と考えた、というものだった。
デマルコは足がつくのを恐れ、手先のアンジェリを射殺、その後、ジャッドを射殺しようとしたところを、ジャッドは精神的に追い詰め、逆上したデマルコは素手でジャッドを殴り殺す方法を選ばされる。これが、ジャッドの戦法で、さらに逆上したデマルコは我を忘れ、ちょっとしたすきをジャッドに与えてしまう。さんざん殴られ、意識がもうろうとしたジャッドだったが、最後の力を振り絞り、デマルコを稼働中の粉砕機の中に放り込んで勝利を得る。その後、警察が到着し、デマルコの妻(結局、ジャッドに恋愛感情を抱いていた―お互いに)も救出される。
英語の原版を辞書を引き引き読み進めたが、かれこれ6か月くらいかかった。。。。大変!
もう少し英語力が必要、と痛感!
2013年2月27日水曜日
英語確実に身につく技術/山田光顕・著
英検1級、Toeic940点を保有する著者が、綴った英語の勉強法。驚くことに、高価な学費を払うでもなく、留学経験もなく、これらを達成している、という点が特筆に値する。
著者もそのことを題材にしているわけだが、内容は、とくにあっと驚く秘策があるわけでもない。つまり、懸命に努力した者が合格や英語をものにできるのだ、という事を説いている。
昨今、「これを聴けばたちどろにぺらぺら」的な無責任な教材も多く、しかし、営業言葉にふらふらきてつい購入、なんて話も珍しく無く、そういうブームに一石を投ずる本だ。
何もお金をかけなくても英語は上達できるんだ、っという希望を持った。もちろん、読んで良かったといえる良書。今後何度も読みなおそう。
著者もそのことを題材にしているわけだが、内容は、とくにあっと驚く秘策があるわけでもない。つまり、懸命に努力した者が合格や英語をものにできるのだ、という事を説いている。
昨今、「これを聴けばたちどろにぺらぺら」的な無責任な教材も多く、しかし、営業言葉にふらふらきてつい購入、なんて話も珍しく無く、そういうブームに一石を投ずる本だ。
何もお金をかけなくても英語は上達できるんだ、っという希望を持った。もちろん、読んで良かったといえる良書。今後何度も読みなおそう。
2013年2月17日日曜日
個人事業の経理/㈱ゼニックス・コンサルティング・著
個人事業主の観点から見て、かつそれに特化した経理についての入門・解説書。
「経理」のけの字もわからない私にとって、非常に分かり易かった。
青色申告を受けるために必要な簿記を一般的な複式簿記ではなく単式簿記に絞って解説してあるあたり、簿記の初歩もわからない者にとってはとっても共感がもて、簿記への理解が早まったと思っている。
結局、簿記自体を好ましく思っている人は少なく、その先に税金に有利に対処したい、との思惑があり、そのために簿記を習得したいのだ、という心理をしっかり把握した上で書かれている。
個人事業主となろうとしている方にはお勧めの本である。
「経理」のけの字もわからない私にとって、非常に分かり易かった。
青色申告を受けるために必要な簿記を一般的な複式簿記ではなく単式簿記に絞って解説してあるあたり、簿記の初歩もわからない者にとってはとっても共感がもて、簿記への理解が早まったと思っている。
結局、簿記自体を好ましく思っている人は少なく、その先に税金に有利に対処したい、との思惑があり、そのために簿記を習得したいのだ、という心理をしっかり把握した上で書かれている。
個人事業主となろうとしている方にはお勧めの本である。
2013年2月6日水曜日
億夜/髙樹のぶ子・著
主人公沙織、その恋人竹雄、その弟光也。学生時代沙織は恋人の竹雄と婚約しながらも、光也を好きになり、裏切る。光也は兄を慕っており、必死になって自分の恋路を隠そうとするが、ついに兄竹雄のしるところとなり、光也は自殺する。25年後沙織は結婚し、死期間近い夫と暮らしていたが、そこにかつての恋人竹雄が突然あらわれる。二人はお互いを否定しつつも惹かれあうが、肉体関係はすれすれで回避されている状態。その後夫は死に、竹雄は妻から離婚を切り出され、ついには沙織のもとも去る。沙織は夫の死に憔悴しながらも、もどってくるという竹雄の言葉を笑って受け流しながら、それでも人は、死んだ者のためにも無様でも生きていくんだ、と心に思うのだった。
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