「前世」というと、ほとんどの人は、自分の前世は何だったのかを知りたがる。しかし、この本をはじめ、多くの前世関係の本で「何だった」事が重要ではなく、「どんなだったのか、あるいは、その前世を受けて、今の自分は、何を成すべきか」の方が大切である、と述べている。
この本は、そういう意味で凄い本だ。興味本位で、自分の前世が誰か、を知りたい人には全く期待はずれに終わるだろう。しかし、過去世を知って、今生に役立てたい、と願う人には重要な指針をあたえてくれるはずだ。
500頁を超える大書だが、全てを読む必要はない。何故ならば、占星術のように12のタームで区切られ、その1つが自分を指しているからだ。これを聞いて「なーんだ、星占いか」と思うのは早計だ。事実、かなりの部分で現在の自分の性格、今まで歩んできた過去が明らかに符合する。そして、比較的難しい記述が多いので、少々腰を落ちつけて読む必要があった。
今後の人生の羅針盤が必要な時に重要な本だと思う。
私は年に4、50冊の本を読みます。ほとんどは近所の図書館からの借り物です。たくさん読むので、自分でも何を読んだか分からなくなるので、記録を取る事にしました。 注)あらすじを書いてます。ネタばれ注意です。
2013年4月27日土曜日
2013年4月3日水曜日
自信をもって生きられる77の心理法則/斉藤勇・著
現代人は、ほんの些細なこと、ちょっとした事で、ストレスを感じ、自信をなくしたり、うつ病的になったり、悲観的に考えたり、そんなことが論じられて久しくなっている。そうした我々に自信を与え、よりよい生活を送ってもらえるよう筆者が、心理学的見地から、科学的に、統計学的に実験結果を事実として、知らせ、その結果、このようなことが言える。だから、皆、心配せずに前を向いて行こう、と激励を送ってくれる、そんな本である。
とはいえ、そのストレスは多岐にわたる。それらを、ビジネスでありがちな、対人関係でありがちな、勉学などのために記憶力を高めるためには、心と体を悩むあまりストレスに悩まされるならば、と、様々な切り口から、教えてくれている。私自身は、最終章の勉強法や、効果的な記憶方法などが、役に立つように思われた。
とはいえ、そのストレスは多岐にわたる。それらを、ビジネスでありがちな、対人関係でありがちな、勉学などのために記憶力を高めるためには、心と体を悩むあまりストレスに悩まされるならば、と、様々な切り口から、教えてくれている。私自身は、最終章の勉強法や、効果的な記憶方法などが、役に立つように思われた。
2013年3月16日土曜日
記憶力を強くする/池谷裕二・著
記憶力を強くする、具体的な方法が書いてあるのではなく、人間の脳が、どのように物事を記憶し、情報として蓄積するのか、という事を科学的に、しかし、易しい言葉で説明してくれる本。
もちろん、少しではあるが、どうすれば、暗記が増すのか、あるいは記憶力を減衰させる食べ物、逆に記憶力を増幅する薬なども紹介されている。
しかし、どちらかと言うと、記憶力ハウツー物ではなく、脳内の海馬と呼ばれるところが記憶を定着させる媒体になって、云々と、記憶を定着させていくメカニズムを簡潔に説明してくれている本である。
もちろん、少しではあるが、どうすれば、暗記が増すのか、あるいは記憶力を減衰させる食べ物、逆に記憶力を増幅する薬なども紹介されている。
しかし、どちらかと言うと、記憶力ハウツー物ではなく、脳内の海馬と呼ばれるところが記憶を定着させる媒体になって、云々と、記憶を定着させていくメカニズムを簡潔に説明してくれている本である。
Naked Face/Sidney Sheldon・著
ジャッド・ティーブンスは、精神科医。ある日、彼の患者が通りで刺殺される、そしてその後、ほどなく、医院の秘書をしていたキャロルも惨殺死体となって、彼のクリニックから発見される。2人の警官マグレビーとアンジェリはジャッド自身に疑いの眼差しをむける。ジャッドは自身の無実とさらに殺人者がジャッドを狙っていることを知って、探偵を雇う事にする。
探偵のムーディは、風貌がさえないものの、確かな探偵力をもっていた。そして、犯人を突き止め、犯人を教えるから一人でくるように、とジャッドに伝える。ジャッドは逆にこれを怪しみ、二人の警官の内、まだ自分を信用してくれているアンジェリの方にこの事実を伝える。そして、ムーディに会いに行くが、ムーディもまた死体となって発見される。
犯人は大物国際手配犯のデマルコだった。そしてデマルコの手先としてアンジェリが情報をもらし、ムーディを暗殺した。デマルコの動機は、デマルコの妻が密かに精神的になやみ、素性を隠し、ジャッドの精神科に通っており、これを浮気と考えた、というものだった。
デマルコは足がつくのを恐れ、手先のアンジェリを射殺、その後、ジャッドを射殺しようとしたところを、ジャッドは精神的に追い詰め、逆上したデマルコは素手でジャッドを殴り殺す方法を選ばされる。これが、ジャッドの戦法で、さらに逆上したデマルコは我を忘れ、ちょっとしたすきをジャッドに与えてしまう。さんざん殴られ、意識がもうろうとしたジャッドだったが、最後の力を振り絞り、デマルコを稼働中の粉砕機の中に放り込んで勝利を得る。その後、警察が到着し、デマルコの妻(結局、ジャッドに恋愛感情を抱いていた―お互いに)も救出される。
英語の原版を辞書を引き引き読み進めたが、かれこれ6か月くらいかかった。。。。大変!
もう少し英語力が必要、と痛感!
探偵のムーディは、風貌がさえないものの、確かな探偵力をもっていた。そして、犯人を突き止め、犯人を教えるから一人でくるように、とジャッドに伝える。ジャッドは逆にこれを怪しみ、二人の警官の内、まだ自分を信用してくれているアンジェリの方にこの事実を伝える。そして、ムーディに会いに行くが、ムーディもまた死体となって発見される。
犯人は大物国際手配犯のデマルコだった。そしてデマルコの手先としてアンジェリが情報をもらし、ムーディを暗殺した。デマルコの動機は、デマルコの妻が密かに精神的になやみ、素性を隠し、ジャッドの精神科に通っており、これを浮気と考えた、というものだった。
デマルコは足がつくのを恐れ、手先のアンジェリを射殺、その後、ジャッドを射殺しようとしたところを、ジャッドは精神的に追い詰め、逆上したデマルコは素手でジャッドを殴り殺す方法を選ばされる。これが、ジャッドの戦法で、さらに逆上したデマルコは我を忘れ、ちょっとしたすきをジャッドに与えてしまう。さんざん殴られ、意識がもうろうとしたジャッドだったが、最後の力を振り絞り、デマルコを稼働中の粉砕機の中に放り込んで勝利を得る。その後、警察が到着し、デマルコの妻(結局、ジャッドに恋愛感情を抱いていた―お互いに)も救出される。
英語の原版を辞書を引き引き読み進めたが、かれこれ6か月くらいかかった。。。。大変!
もう少し英語力が必要、と痛感!
2013年2月27日水曜日
英語確実に身につく技術/山田光顕・著
英検1級、Toeic940点を保有する著者が、綴った英語の勉強法。驚くことに、高価な学費を払うでもなく、留学経験もなく、これらを達成している、という点が特筆に値する。
著者もそのことを題材にしているわけだが、内容は、とくにあっと驚く秘策があるわけでもない。つまり、懸命に努力した者が合格や英語をものにできるのだ、という事を説いている。
昨今、「これを聴けばたちどろにぺらぺら」的な無責任な教材も多く、しかし、営業言葉にふらふらきてつい購入、なんて話も珍しく無く、そういうブームに一石を投ずる本だ。
何もお金をかけなくても英語は上達できるんだ、っという希望を持った。もちろん、読んで良かったといえる良書。今後何度も読みなおそう。
著者もそのことを題材にしているわけだが、内容は、とくにあっと驚く秘策があるわけでもない。つまり、懸命に努力した者が合格や英語をものにできるのだ、という事を説いている。
昨今、「これを聴けばたちどろにぺらぺら」的な無責任な教材も多く、しかし、営業言葉にふらふらきてつい購入、なんて話も珍しく無く、そういうブームに一石を投ずる本だ。
何もお金をかけなくても英語は上達できるんだ、っという希望を持った。もちろん、読んで良かったといえる良書。今後何度も読みなおそう。
2013年2月17日日曜日
個人事業の経理/㈱ゼニックス・コンサルティング・著
個人事業主の観点から見て、かつそれに特化した経理についての入門・解説書。
「経理」のけの字もわからない私にとって、非常に分かり易かった。
青色申告を受けるために必要な簿記を一般的な複式簿記ではなく単式簿記に絞って解説してあるあたり、簿記の初歩もわからない者にとってはとっても共感がもて、簿記への理解が早まったと思っている。
結局、簿記自体を好ましく思っている人は少なく、その先に税金に有利に対処したい、との思惑があり、そのために簿記を習得したいのだ、という心理をしっかり把握した上で書かれている。
個人事業主となろうとしている方にはお勧めの本である。
「経理」のけの字もわからない私にとって、非常に分かり易かった。
青色申告を受けるために必要な簿記を一般的な複式簿記ではなく単式簿記に絞って解説してあるあたり、簿記の初歩もわからない者にとってはとっても共感がもて、簿記への理解が早まったと思っている。
結局、簿記自体を好ましく思っている人は少なく、その先に税金に有利に対処したい、との思惑があり、そのために簿記を習得したいのだ、という心理をしっかり把握した上で書かれている。
個人事業主となろうとしている方にはお勧めの本である。
2013年2月6日水曜日
億夜/髙樹のぶ子・著
主人公沙織、その恋人竹雄、その弟光也。学生時代沙織は恋人の竹雄と婚約しながらも、光也を好きになり、裏切る。光也は兄を慕っており、必死になって自分の恋路を隠そうとするが、ついに兄竹雄のしるところとなり、光也は自殺する。25年後沙織は結婚し、死期間近い夫と暮らしていたが、そこにかつての恋人竹雄が突然あらわれる。二人はお互いを否定しつつも惹かれあうが、肉体関係はすれすれで回避されている状態。その後夫は死に、竹雄は妻から離婚を切り出され、ついには沙織のもとも去る。沙織は夫の死に憔悴しながらも、もどってくるという竹雄の言葉を笑って受け流しながら、それでも人は、死んだ者のためにも無様でも生きていくんだ、と心に思うのだった。
2013年1月23日水曜日
猫は夜中に散歩する/田中小実昌・著
著者のエッセイ集。およびその連載を集めた本。
ほとんど赤裸々とも言えるような内容で、しもねた中心に著者自身の事を書かれているあたりは、勇気があるなぁ、と関心する。自身の事-パイプカット手術、包茎手術をした話、ほとんど毎晩新宿で飲み歩き、ひどいときは記憶をなくすまで酔いつぶれる話。自身の「息子」についての話、短いけど太さは十人並みだ、とか。さらに理屈っぽいくだりの話。など興味をひかれる話題も多かったが、途中で飽きてしまい、読むのを止めた。1980年(昭和55年)1月出版。
ほとんど赤裸々とも言えるような内容で、しもねた中心に著者自身の事を書かれているあたりは、勇気があるなぁ、と関心する。自身の事-パイプカット手術、包茎手術をした話、ほとんど毎晩新宿で飲み歩き、ひどいときは記憶をなくすまで酔いつぶれる話。自身の「息子」についての話、短いけど太さは十人並みだ、とか。さらに理屈っぽいくだりの話。など興味をひかれる話題も多かったが、途中で飽きてしまい、読むのを止めた。1980年(昭和55年)1月出版。
2013年1月17日木曜日
五体不満足/乙武洋匡・著
もうこの本をご存知の方は多いだろう。まだ読んでなかったのか、という事を後悔するような良著だった。
彼の半生、と言っても20歳くらいまでの生涯を綴った自伝である。何度も熱いものがこみ上げてくる良い本だ。
先天性四肢切断という症状を持って生まれてきた彼だが、暗さ、悲観的といった言葉からは無縁の元気一杯、明るく過ごしてきたことが、この本からわかる。と同時に健常者である私達の「思い違い」なども改めて教えてくれる、気づき、の本でもある。
例えば障害者を見て、つい「かわいそう」と思ってしまうが、ただ四肢が無い、というだけで、自分も一個の人間、皆となんら変わらない、目の悪い人がメガネをかけるように、手足が無いから車椅子に乗るのだ、というフレーズは、こちらの心をビシッと戒められたような気がする。
この本を読んでないかたがいれば是非お勧めしたい。
彼の半生、と言っても20歳くらいまでの生涯を綴った自伝である。何度も熱いものがこみ上げてくる良い本だ。
先天性四肢切断という症状を持って生まれてきた彼だが、暗さ、悲観的といった言葉からは無縁の元気一杯、明るく過ごしてきたことが、この本からわかる。と同時に健常者である私達の「思い違い」なども改めて教えてくれる、気づき、の本でもある。
例えば障害者を見て、つい「かわいそう」と思ってしまうが、ただ四肢が無い、というだけで、自分も一個の人間、皆となんら変わらない、目の悪い人がメガネをかけるように、手足が無いから車椅子に乗るのだ、というフレーズは、こちらの心をビシッと戒められたような気がする。
この本を読んでないかたがいれば是非お勧めしたい。
2013年1月3日木曜日
花まんま/朱川 湊人・著
ほとんどの本は家近くの地区センターで調達している。ランダムに選んだ本を読み感想をこの部ログに書いているわけだ。そしてたまにとんでもなくお気に入りの作家を発見することがある。
本日がまさにそれだ。全くの私好みの作風を描く作家に出会えた。
幼い妹フミ子が熱を出し、完治した後、まるで別人に変わってしまった。彼女が言うには、自分は岐阜・彦根にすんでいて、エレベーターガールをしていたが、狂人に突然襲われ、この世を去った、喜代美だと言い出す。初めは言うことを信じなかったが、ある日、フミ子がどうしても彦根に行く、と言い出す。困った兄の俺は、しかたなく、フミ子のお供をし、生前の住処である家にたどり着く。そこには、娘の死を乗り越えられずにやせ細った喜代美の父の姿があった。しかし、フミ子にその父との対面を絶対に許さなかった俺の意見を受け入れる代わりに、フミ子から使者の役割を頼まれた俺は、その父と対面し、フミ子が作った「花まんま」-花で作ったおままごとのお弁当-を手渡す。それを受け取った父は、亡くなった喜代美からのメッセージと受け取り、残りの余生をしっかり過ごす事を受け入れる。
昭和3,40年代の大阪を中心としたホラーともとれる不思議な話が展開される作風。しかし、怖さよりもその登場人物をに描写の中心がいき、心が温かくなる作風となっているところが、好きだ。
私の一押し作家の一人としたい。
本日がまさにそれだ。全くの私好みの作風を描く作家に出会えた。
幼い妹フミ子が熱を出し、完治した後、まるで別人に変わってしまった。彼女が言うには、自分は岐阜・彦根にすんでいて、エレベーターガールをしていたが、狂人に突然襲われ、この世を去った、喜代美だと言い出す。初めは言うことを信じなかったが、ある日、フミ子がどうしても彦根に行く、と言い出す。困った兄の俺は、しかたなく、フミ子のお供をし、生前の住処である家にたどり着く。そこには、娘の死を乗り越えられずにやせ細った喜代美の父の姿があった。しかし、フミ子にその父との対面を絶対に許さなかった俺の意見を受け入れる代わりに、フミ子から使者の役割を頼まれた俺は、その父と対面し、フミ子が作った「花まんま」-花で作ったおままごとのお弁当-を手渡す。それを受け取った父は、亡くなった喜代美からのメッセージと受け取り、残りの余生をしっかり過ごす事を受け入れる。
昭和3,40年代の大阪を中心としたホラーともとれる不思議な話が展開される作風。しかし、怖さよりもその登場人物をに描写の中心がいき、心が温かくなる作風となっているところが、好きだ。
私の一押し作家の一人としたい。
2012年12月9日日曜日
夢食い魚のブルー・グッドバイ/玉岡かおる・著
大学卒業間近のヤマトと桜子の恋物語。会えばいつもけんかばかりしている二人。しかし、二人とも相手を想いつつも一線を越えず、また越えられずにいた。やがて時は移り、桜子は就職活動を始める。しかし、ヤマトは一向に社会への準備をする気配もないどころか、暇さえあれば、釣りにでかける。やがて、二人はすれ違いをはじめる。桜子は航空会社の就職が決まり、東京行きが決定。ヤマトは逆に留年が決まり、釣りが高じて北海道までふらっと出かけてしまう。そんなヤマトの気持ちが全く理解できず、悩み傷つく桜子。桜子自身が何度もヤマトのことを諦めようとするが、なかなか踏み切れない。そして衝動的に北海道に渡り、ヤマトに気持ちをぶつけ、二人は結ばれるが、それを契機に桜子はヤマトとの別れを決意する。
上記ストーリをメインにサブに母娘との確執、ヤマトが釣ってきたブラック・バスを無理やり桜子が飼い、水槽に囚われた魚を自身にみたてたり、古い世代の母、祖母ら女性をあてはめてみたりする物語がサイドストーリとしてある。
上記ストーリをメインにサブに母娘との確執、ヤマトが釣ってきたブラック・バスを無理やり桜子が飼い、水槽に囚われた魚を自身にみたてたり、古い世代の母、祖母ら女性をあてはめてみたりする物語がサイドストーリとしてある。
2012年11月20日火曜日
τ(タウ)になるまでまって/森 博嗣・著
あまり面白くなかった。微妙にズレ、とか無駄を感じる。タイトルの「タウになるまで・・・」謎のラジオ番組の名だったが、直接物語に関係がないというのもびっくりする。さて、あらすじは・・・・
超能力者 神居が住む伽羅離館は森の奥深くただ一軒建つ直方体の屋敷。ここに7人の男女が集められ、そして閉じ込められる。神居が預言した通り、外は雷が光り雨が降り、屋敷の全ての扉は開かなくなる。電話は屋外でないとつながらない。そんな中、神居が晩餐の後、超常現象を披露したあと、密室にて殺される。一同は窓を割り電話で救助を要請、警察とともに犀川教授も呼ばれ、あっという間に密室の謎を解き去っていく。トリックは扉は家庭用溶接機で外から溶接され、その時の光が雷と勘違い、窓を打つ雨はスプリンクラー。犯人は鉄格子のハマった窓を溶接機で取り去り、侵入し、神居を殺害後、窓から脱出、また溶接し、完全密室を作った、というもの。
繰り返すが、微妙にずれがある。犯人は、7人のうち先に帰った一人かも?というあいまいな結末。かつ、神居のバックにさらに大物組織が絡む、などと匂わすのも最後の方に取ってつけたような。。。どうもシリーズ物らしく、途中で読んだ私には魅力半減、???が頭に残る結果となった。
超能力者 神居が住む伽羅離館は森の奥深くただ一軒建つ直方体の屋敷。ここに7人の男女が集められ、そして閉じ込められる。神居が預言した通り、外は雷が光り雨が降り、屋敷の全ての扉は開かなくなる。電話は屋外でないとつながらない。そんな中、神居が晩餐の後、超常現象を披露したあと、密室にて殺される。一同は窓を割り電話で救助を要請、警察とともに犀川教授も呼ばれ、あっという間に密室の謎を解き去っていく。トリックは扉は家庭用溶接機で外から溶接され、その時の光が雷と勘違い、窓を打つ雨はスプリンクラー。犯人は鉄格子のハマった窓を溶接機で取り去り、侵入し、神居を殺害後、窓から脱出、また溶接し、完全密室を作った、というもの。
繰り返すが、微妙にずれがある。犯人は、7人のうち先に帰った一人かも?というあいまいな結末。かつ、神居のバックにさらに大物組織が絡む、などと匂わすのも最後の方に取ってつけたような。。。どうもシリーズ物らしく、途中で読んだ私には魅力半減、???が頭に残る結果となった。
2012年11月6日火曜日
海辺のカフカ/村上春樹・著
上下巻の大作。15歳の少年の不安定な心がやがて成長してゆくきっかけまでを描いた作品。
特に大げさな起承転結があるわけではなく、ストーリーそのものに意味があるというより、この物語の随所にみられる、ロマンティックと言って差し支えないほどの描写、登場人物の感じている心模様が切ないほど心にしみる。そちらにこそ、この本の意味があるように感じた。
物語は2つの話が交互に語られ進行していく形を取る。一つは、 15歳の少年カフカは、幼い頃母に捨てられた記憶が心の重荷になっており、耐え切れず父のもとから姿を消し、四国高松にある甲村記念館に身を寄せる。そこでしりあう女性の体を持つ男性、大島、館長でありながら、若くして恋人をなくしたために心をその時に置いて来た佐伯と出会う。やがて佐伯が実母と知りながら愛し合う。
もう一つは戦後まもなく不思議な現象に巻き込まれ、意識がもどった時には、字が全く読めなくなってしまった、ナカタ少年。現在では初老となるナカタさんは、猫と話すなど特殊な能力もみにつけていた。彼は、猫を殺すジョニー・ウォーカーを殺し(これはカフカの父と同一)さらに何かに惹き付けられる様に行動し、出会ったホシノと名乗る青年と四国を目指し旅を始める。
この話が一つになる。ナカタさんは甲村記念館を訪ね、佐伯を死に至らしめる。ナカタさんも役目を全うしたかのように静かに死んでゆく。
少年カフカは一方遠方にいて佐伯の死を知り、「かの地」に佐伯や本当にカフカが恋こがれる15歳の佐伯、さらに、自分を捨てた母佐伯に会いに行く。そこで佐伯に生きてもどってほしいと諭され、現実の人生に戻っていく。
特に大げさな起承転結があるわけではなく、ストーリーそのものに意味があるというより、この物語の随所にみられる、ロマンティックと言って差し支えないほどの描写、登場人物の感じている心模様が切ないほど心にしみる。そちらにこそ、この本の意味があるように感じた。
物語は2つの話が交互に語られ進行していく形を取る。一つは、 15歳の少年カフカは、幼い頃母に捨てられた記憶が心の重荷になっており、耐え切れず父のもとから姿を消し、四国高松にある甲村記念館に身を寄せる。そこでしりあう女性の体を持つ男性、大島、館長でありながら、若くして恋人をなくしたために心をその時に置いて来た佐伯と出会う。やがて佐伯が実母と知りながら愛し合う。
もう一つは戦後まもなく不思議な現象に巻き込まれ、意識がもどった時には、字が全く読めなくなってしまった、ナカタ少年。現在では初老となるナカタさんは、猫と話すなど特殊な能力もみにつけていた。彼は、猫を殺すジョニー・ウォーカーを殺し(これはカフカの父と同一)さらに何かに惹き付けられる様に行動し、出会ったホシノと名乗る青年と四国を目指し旅を始める。
この話が一つになる。ナカタさんは甲村記念館を訪ね、佐伯を死に至らしめる。ナカタさんも役目を全うしたかのように静かに死んでゆく。
少年カフカは一方遠方にいて佐伯の死を知り、「かの地」に佐伯や本当にカフカが恋こがれる15歳の佐伯、さらに、自分を捨てた母佐伯に会いに行く。そこで佐伯に生きてもどってほしいと諭され、現実の人生に戻っていく。
2012年10月27日土曜日
ビートルズでもっと英会話/小島智・著
タイトルからも想像できる通りビートルズの曲の歌詞を英会話の教材にしたもの。とはいうものの、普通の英会話教材と違うのは、著者がビートルズを始め音楽ファンであること。そのため、英語歌詞の和訳が教科書的でなく、かなりビートルズに寄っている訳であるところが共感がもてる。どちらかというと、「英会話」でなく、リーディング力を身に付けるための読本、と位置付けが出来そうだ。文法の解説もビートルズを題材にしたためか、とても分かりやすく感じる。
2012年10月15日月曜日
英文法がわからない!?/中川信雄・編著
いわゆる英文法の参考書、といった位置づけになると思うけど、単なる文法書とちょっと違い、Q&A方式になっているという事と普通の英文法書には載ってない文法的な事がかかれている。英語力をアップしたいけど、文法が苦手で、かつ、参考書などもってのほか、という方に薦めたい。例えば、冠詞。a,theと冠詞をつける、つけないなどの区別が読むと一目瞭然、とまでないかないまでも理解できる。aは、不特定、未知のものに、theは語源がthatであるから「あの、その」的意味になり、前述の、概知の特定のものにつける、そしてつける、つけないは数えられるかどうか、で選択される。これを読んでseaとthe seaの違いがわかった。seaは「一般的な海」となり、the seaは「特定の海」、つまり、思い出の海とか、話題上にすでに上っている特定の海岸地区、三浦海岸とか、逗子とか、そういう事。 だからマジックでいたずら書きをしたリンゴは、an appleではなく、the appleになります。 けっこう英語好きなら面白くためになる一冊だった。
2012年10月10日水曜日
怪談人恋坂/赤川次郎・著
郁子の寝たきりの姉裕美子が病死した。葬儀の席、郁子の前に亡霊となって表れた裕美子は、自分は病死ではなく、殺されたのだ、そして、郁子は妹ではなく、裕美子が16歳の時、何者かに犯されできた自分の娘であると告げる。やがて郁子も16歳となり、姉の仇を討とうと操作を開始するが、その矢先次々と身の回りに不可解な死が連続する。最初は裕美子の死亡診断書を病死、と書いた老医師が、次いで裕美子を看護していた和代が、その当時裕美子の家庭教師だった梶原に殺される。裕美子の叔母靖枝は、自分の夫の死をきっかけに裕美子の霊を見て、一夜にして白髪に。。。
複雑に人間関係が入り組み、この本筋の他にも2重3重の別の筋が話しを複雑・怪奇にしている。
裕美子は家の金を盗んだ梶原に口封じのために殺された。その現場を見ていた和代に梶原は、後年脅され続け、結局和代も殺してしまう。そして、その梶原も最後は気がふれた自分の妻に刺し殺される。一方、裕美子を孕ませたのは血の繋がりはないものの、実兄の桂介だった。それを知った、桂介の妻の沙織は、動転し、家の前の人恋坂で転げ落ちて死ぬ。
最終的にはかなり陰惨なエンディングである。赤川のダークワールド全開作品。
複雑に人間関係が入り組み、この本筋の他にも2重3重の別の筋が話しを複雑・怪奇にしている。
裕美子は家の金を盗んだ梶原に口封じのために殺された。その現場を見ていた和代に梶原は、後年脅され続け、結局和代も殺してしまう。そして、その梶原も最後は気がふれた自分の妻に刺し殺される。一方、裕美子を孕ませたのは血の繋がりはないものの、実兄の桂介だった。それを知った、桂介の妻の沙織は、動転し、家の前の人恋坂で転げ落ちて死ぬ。
最終的にはかなり陰惨なエンディングである。赤川のダークワールド全開作品。
2012年9月21日金曜日
苦難の乗り越え方/江原啓之・著
興味を惹かれたので、内容をメモ的に以下にまとめる。
霊魂(スピリット)の法則
人は死してもたましいは死にません。人は魂の存在であり、肉体が消滅しても、心は生きている。霊的存在として永遠に生き続けるのです。人生で何かにおじけずいたときこそ、霊魂の法則の出番。生きているうちにできるだけ経験と感動を積もうと考えること。
階層(ステージ)の法則
人は死ぬと魂のレベルに応じた境地に行くことになる。霊的成長によって階層が分かれている。
波長の法則
類は友を呼ぶと言うこと。相手を変えたかったら自分を変えなさいということです。自分の波長も変わると周囲の波長も変わる。夫婦間でいざこざが起こったら、逃げか卒業なのかを知りたければ、率先して努力をすることです。それでもどうにも変わらないというのであれば、別れていいかの判断基準点は、愛が別れの動機になっているかどうかを考える。
守護(ガーディアン・スピリット)の法則
どんな困難に陥っても、自分は暗黒の孤独の中にいると感じるときも、本当は自分を見守ってくれている守護霊の存在がある。目を見開き耳を傾けてさえいれば、必ず何かしらアドバイスを送ってくれる。
類魂(グループ・ソウル)の法則
私たちの魂は、あなたの類魂の一部分だということ。霊的世界において実は全員が類魂である。
運命の法則
宿命は自らが決めて生まれてきたもので、変えることができないが、運命は自分の手でいくらでも変えられます。
ノート内観法記入例
1、テーマを書く。(離婚、転職など)
2、問題点(嫌なこと、克服すべき事を書く。
3、今までの経緯、現在のような心境になったきっかけや出来事。
4、相手から自分がどんな恩恵をうけてきたか?
5、そして受けた恩恵に対して何を返してきたか?
6、自分自身の反省点をみつける。
7、今後自分がどうしたいか希望をかく。
8、問題に対してどのような行動が「逃げ」でどのような行動が「卒業」と思えるかを書く。
9、それを踏まえて、今、どうするべきか「答え」を書いてください。
10、全てのことが「自分に必要なこと」と受け入れられたか、感想を書く。
この項目とは別に、「メッセージ欄」というのを設ける。ここにかかれる内容は、「まわりの人に言われたことで印象的なことを書いて、そして、それについての分析も書く。」「最近見た夢や、ふと目についた言葉などを書く。
2012年9月17日月曜日
カフカの外套/新井満・著
同名タイトル作品を含めた全7編の短編。民主化革命ふきあれるプラハでカフカ好きな私は、かつてカフカが友人ヤノーホと歩いた道をたどってみる。その時、パンクファッションに身を包んだ若者がカフカの遺品と称して外套やペンなどをみせてくれる。しかし、その嘘を見抜くが、しかし、その嘘にだまされたかったという思い、そしてカフカの外套やペンを手に出来なかったという寂しさだけが残るのであった。 この作品以外は、逆に読み易く、私の趣味にあっていた、つまり、SF伝奇的な風合いが残る作品が多い、例えば、東南アジアの島にある最上級とされる、ホテルを探し続けて老人となり、やってきた少年もまたそのホテルを探しと言い自分とは反対方向に去っていく。その少年に探し始めた頃の自分を重ねる「アルカディアへの旅」 酒酔い運転により、即死、幽霊となった自分のこころ残りは娘だけ。その娘の枕元に立ち、自分の死を伝える。娘は理解し、悲しむ。その時酒酔い運転をし、自らも事故死した女の霊が現れ、詫びる。娘の願いは父との遊園地だった事を聞き、女の霊はそれをかなえる。深夜の遊園地はしかし、そうした幽霊達で溢れかえり、昼間のよう。そして彼らは中の良い夫婦のようにみえるのであった。「幽霊たちの遊園地」
2012年9月11日火曜日
心に橋を架ける言葉/DorothyL.Nolte・著
ドロシー・ロー・ノルト・著、訳者はラジオのテレフォン人生相談でおなじみの加藤諦三。
この本はタイトルからもわかるとおり、対人関係を円滑にして、明るい人生を歩んでいくためのアドバイスで構成されている。
内容は主に人とのコミュニケーションをキーワードに展開される。例えば対人といっても、友人、夫婦、家族、親子、会社の同僚、上司、仕事先相手など、様々。そして、言葉といえば、相手の発した言葉と受け取る自分とでは、まるで違った意味や印象で受け取る事が多く、それによって対人関係にひびが入るというもの。考えてみれば、対人にたいしてもたらされる情報は言葉のみである。見た目ももちろんだが、口を利かなければその人を知ることも難しい。
そして更に、発する人、受け取る人それぞれに考え方が異なるから衝突や軋轢が生じると、書いてある。別著の「ブレイン・スタイル」という本に詳しく書かれているそうだが、人は大別して4つの脳の分類ができるそうだ。
この本もたくさんの示唆に富んでいて考えさせられるところがあったが、「ブレイン・スタイル」という本が読みたくなった。
この本はタイトルからもわかるとおり、対人関係を円滑にして、明るい人生を歩んでいくためのアドバイスで構成されている。
内容は主に人とのコミュニケーションをキーワードに展開される。例えば対人といっても、友人、夫婦、家族、親子、会社の同僚、上司、仕事先相手など、様々。そして、言葉といえば、相手の発した言葉と受け取る自分とでは、まるで違った意味や印象で受け取る事が多く、それによって対人関係にひびが入るというもの。考えてみれば、対人にたいしてもたらされる情報は言葉のみである。見た目ももちろんだが、口を利かなければその人を知ることも難しい。
そして更に、発する人、受け取る人それぞれに考え方が異なるから衝突や軋轢が生じると、書いてある。別著の「ブレイン・スタイル」という本に詳しく書かれているそうだが、人は大別して4つの脳の分類ができるそうだ。
この本もたくさんの示唆に富んでいて考えさせられるところがあったが、「ブレイン・スタイル」という本が読みたくなった。
2012年8月31日金曜日
マーフィーの成功法則/ 謝 世輝・著
マーフィーと言えば、「皿に載ったピザを、皿ごと落とす時は必ずピザが下になっている」とか、「大切に扱うものほど早く壊れる」など、ネガティブに、しかし、あるある!と思わず心の中で言ってしまうほどの共感を持つ事例を紹介する、というのが自分の理解だったが、マーフィは、これらの事を逆に考えてポジティブに生きて欲しいために行なっていたんだな、と思わせる一冊。むしろ、今日では、マーフィーと言えば、人生の応援書としての位置づけの方が普通のようだ。この本も例にもれず、格言にあふれており、それらを著者が解説している、という内容だ。格言を2,3紹介しておくと、「一日の中で最も愉快なことを真っ先に考えよう」「人生はたった一つのことで明るくもなり、暗くもなります。それは自分がどっちを選択するかです。」など短いけれど、納得の格言が多い。
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