2012年9月21日金曜日

苦難の乗り越え方/江原啓之・著


興味を惹かれたので、内容をメモ的に以下にまとめる。


霊魂(スピリット)の法則
人は死してもたましいは死にません。人は魂の存在であり、肉体が消滅しても、心は生きている。霊的存在として永遠に生き続けるのです。人生で何かにおじけずいたときこそ、霊魂の法則の出番。生きているうちにできるだけ経験と感動を積もうと考えること。

階層(ステージ)の法則
人は死ぬと魂のレベルに応じた境地に行くことになる。霊的成長によって階層が分かれている。

波長の法則
類は友を呼ぶと言うこと。相手を変えたかったら自分を変えなさいということです。自分の波長も変わると周囲の波長も変わる。夫婦間でいざこざが起こったら、逃げか卒業なのかを知りたければ、率先して努力をすることです。それでもどうにも変わらないというのであれば、別れていいかの判断基準点は、愛が別れの動機になっているかどうかを考える。

守護(ガーディアン・スピリット)の法則
どんな困難に陥っても、自分は暗黒の孤独の中にいると感じるときも、本当は自分を見守ってくれている守護霊の存在がある。目を見開き耳を傾けてさえいれば、必ず何かしらアドバイスを送ってくれる。

類魂(グループ・ソウル)の法則
私たちの魂は、あなたの類魂の一部分だということ。霊的世界において実は全員が類魂である。

運命の法則
宿命は自らが決めて生まれてきたもので、変えることができないが、運命は自分の手でいくらでも変えられます。

ノート内観法記入例
1、テーマを書く。(離婚、転職など)
2、問題点(嫌なこと、克服すべき事を書く。
3、今までの経緯、現在のような心境になったきっかけや出来事。
4、相手から自分がどんな恩恵をうけてきたか?
5、そして受けた恩恵に対して何を返してきたか?
6、自分自身の反省点をみつける。
7、今後自分がどうしたいか希望をかく。
8、問題に対してどのような行動が「逃げ」でどのような行動が「卒業」と思えるかを書く。
9、それを踏まえて、今、どうするべきか「答え」を書いてください。
10、全てのことが「自分に必要なこと」と受け入れられたか、感想を書く。
この項目とは別に、「メッセージ欄」というのを設ける。ここにかかれる内容は、「まわりの人に言われたことで印象的なことを書いて、そして、それについての分析も書く。」「最近見た夢や、ふと目についた言葉などを書く。

2012年9月17日月曜日

カフカの外套/新井満・著

 同名タイトル作品を含めた全7編の短編。民主化革命ふきあれるプラハでカフカ好きな私は、かつてカフカが友人ヤノーホと歩いた道をたどってみる。その時、パンクファッションに身を包んだ若者がカフカの遺品と称して外套やペンなどをみせてくれる。しかし、その嘘を見抜くが、しかし、その嘘にだまされたかったという思い、そしてカフカの外套やペンを手に出来なかったという寂しさだけが残るのであった。 この作品以外は、逆に読み易く、私の趣味にあっていた、つまり、SF伝奇的な風合いが残る作品が多い、例えば、東南アジアの島にある最上級とされる、ホテルを探し続けて老人となり、やってきた少年もまたそのホテルを探しと言い自分とは反対方向に去っていく。その少年に探し始めた頃の自分を重ねる「アルカディアへの旅」 酒酔い運転により、即死、幽霊となった自分のこころ残りは娘だけ。その娘の枕元に立ち、自分の死を伝える。娘は理解し、悲しむ。その時酒酔い運転をし、自らも事故死した女の霊が現れ、詫びる。娘の願いは父との遊園地だった事を聞き、女の霊はそれをかなえる。深夜の遊園地はしかし、そうした幽霊達で溢れかえり、昼間のよう。そして彼らは中の良い夫婦のようにみえるのであった。「幽霊たちの遊園地」

2012年9月11日火曜日

心に橋を架ける言葉/DorothyL.Nolte・著

ドロシー・ロー・ノルト・著、訳者はラジオのテレフォン人生相談でおなじみの加藤諦三。
この本はタイトルからもわかるとおり、対人関係を円滑にして、明るい人生を歩んでいくためのアドバイスで構成されている。
内容は主に人とのコミュニケーションをキーワードに展開される。例えば対人といっても、友人、夫婦、家族、親子、会社の同僚、上司、仕事先相手など、様々。そして、言葉といえば、相手の発した言葉と受け取る自分とでは、まるで違った意味や印象で受け取る事が多く、それによって対人関係にひびが入るというもの。考えてみれば、対人にたいしてもたらされる情報は言葉のみである。見た目ももちろんだが、口を利かなければその人を知ることも難しい。
 そして更に、発する人、受け取る人それぞれに考え方が異なるから衝突や軋轢が生じると、書いてある。別著の「ブレイン・スタイル」という本に詳しく書かれているそうだが、人は大別して4つの脳の分類ができるそうだ。
この本もたくさんの示唆に富んでいて考えさせられるところがあったが、「ブレイン・スタイル」という本が読みたくなった。