2013年4月27日土曜日

前世ソウルリーディング/ジャン・スピラー・著

「前世」というと、ほとんどの人は、自分の前世は何だったのかを知りたがる。しかし、この本をはじめ、多くの前世関係の本で「何だった」事が重要ではなく、「どんなだったのか、あるいは、その前世を受けて、今の自分は、何を成すべきか」の方が大切である、と述べている。
 この本は、そういう意味で凄い本だ。興味本位で、自分の前世が誰か、を知りたい人には全く期待はずれに終わるだろう。しかし、過去世を知って、今生に役立てたい、と願う人には重要な指針をあたえてくれるはずだ。
 500頁を超える大書だが、全てを読む必要はない。何故ならば、占星術のように12のタームで区切られ、その1つが自分を指しているからだ。これを聞いて「なーんだ、星占いか」と思うのは早計だ。事実、かなりの部分で現在の自分の性格、今まで歩んできた過去が明らかに符合する。そして、比較的難しい記述が多いので、少々腰を落ちつけて読む必要があった。
 今後の人生の羅針盤が必要な時に重要な本だと思う。

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