2012年3月4日日曜日

ゴールデンスランバー/井坂幸太郎 ・著

2010年5月12日
 新しく首相に就任した金田のパレードを狙ってラジコンヘリが近づき、そして爆発、金田首相が暗殺された。青柳雅春は、身におぼえのない、首相殺しの濡れ衣を着せられ、警察を始め、マスコミ、そしてこの事件の本当の黒幕であろう組織あるいは、権力によって、徹底的に追い詰められていく。青柳一人では、簡単につかまっていたであろうほど、包囲網はきつく、また、でっちあげの証拠がいやおうなしに青柳の犯人説を作り上げていく。しかし青柳が窮地に陥った時助けてくれた様々なひとによって、事件はすんなりとは解決せず、青柳にも、またみえない国家権力にもシナリオとはちがった展開が待っていた。

0 件のコメント:

コメントを投稿