2012年3月18日日曜日

かまいたち/宮部みゆき・著

2011年6月29日
江戸中期の江戸の町を舞台に繰り広げられる短編4話。「かまいたち」と呼ばれる辻斬りが相次ぎ町民を震え上がらせていた。町医者の娘おようは偶然その辻斬り現場を目撃、かまいたちの人相を目撃する。そのかまいたちが自分の住む長屋のむかいに引っ越してきて、恐怖は募る。逃げていても仕方ないと腹を決め対決すべく、かまいたちに迫るも、それはおようの勘違いであった。おようが「かまいたち」と思った新吉は町奉行配下のもので、新吉が手にかけた相手こそが乱心し、夜な夜な町をうろつく旗本であった。 他「迷い鳩」「騒ぐ刀」は著者のごく初期の作品で、デビュー前に執筆したもの。超能力を持ったお初という16の娘を主人公とし、透視能力で殺人事件の解決の糸口を掴む「迷い鳩」 妖刀に対抗すべく作られた「守り刀」。夜な夜な不気味な泣き声をあげるその守り刀を偶然手に入れたお初は、守り刀の秘密を解き明かしていく「騒ぐ刀」など

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