2012年3月11日日曜日

浄土/町田康・著

2010年10月28日
「浄土」という本のタイトルであって、その話はない。7つの短編から成る。SFと
ギャグ、ナンセンスがいりまじった、狂気を感じるほどの意味不明さが個性を出している。
読み始めは、かなりくだらない印象で、手に取ったことを後悔したが、最後はそれなりに読んだ。
 町内の集まりで、ふとしたことから自分が町内のどぶさらい担当になり、怒りに心頭しながら、次第に気が混乱し、狂気していき最後は投石に頭をやられ、どぶの中に倒れ意識を失う「どぶさらえ」 本当に怪獣ギャオスが現れたとしたら実際どのような事がおこるのか?をかなりシュールに描いた「ギャオスの話」など。

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