2012年3月11日日曜日

シーズ・ザ・デイSeizeTheDay/鈴木光司・著

2010年9月22日
 「リング」「らせん」などの著者が書いたものなので、ホラーかと思いきや、中身は海洋冒険ロマン小説。クルーズヨットを持つ船越を主人公とした海にまつわる話。
 大富豪であり、友人、また海と人生の先輩である岡崎。その娘の祐子はダイビングショップのオーナー。昔の彼女である月子。美人だが、傲慢でわがまま、常に関心が自分に向いていないと気がすまない女。そしてその月子は、17年前に船越に黙ってかれた時、女児を出産し、陽子と名づける。その陽子と17年振りに対面を果たすが、同時に娘陽子の妊娠、出産、初孫の死と瞬時に様々が体験をする船越。陽子の心の痛手を癒すために、船越は陽子と二人で、フィジーまでの外洋クルーズをする。陽子はヨット技術をめきめきとつけ嵐でも船をコントロールできるまでに成長する。この旅で船越は、17年前に乗員として月子と一緒に乗り込み沈没した船事故は月子がたくらんだ事と知る。その沈没で、船越は仲間一人と恋人を失っていた。。。。

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