2012年3月11日日曜日

虹は消えた/佐藤愛子・著

2011年3月5日(土)
 自由奔放に男性遍歴を重ねる大女優朝川環を母に持つ麻美。彼女もまた女優だった。麻美はそんな母を許すことができずにおり、また自分はそうならないと心に誓っていた。麻美は結婚していたが、若い頃に出会い、恋に落ちた一夫が忘れられずにいた。そして、ついに一夫と不倫に走る。そんな麻美を母も含めまわりの人は反対する。麻美も今や大女優、マスコミの目もうるさいからだ。しかし、まわりの反対が強いだけ二人は離れがたくなる。結局、麻美にも母と同じ血がながれている。というストーリー。
この小説もいわゆる、「だからどうした」という「落ち」がない。だからどうなった、だからこうなんだ、といった事がなく、唐突に終わる。内容がなく、何とも不思議だ。

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