2012年3月18日日曜日

怪奇小説集/遠藤周作・著

2011年4月2日
 「三つの幽霊」他全15作品を収録。以前読んで、左記の物語が忘れられず、ネット購入した。今読んでみると、さほど怖くは無いが、以前はだいぶ怖かった思い出がある。熱海のふらっと入った旅館での出来事が秀逸。作者の後書きの日付が昭和45年。そして、その中に10年前に書いたものとあり、さらに、作品中、熱海を訪れたのは1昨年前というから11、12年前の昭和34年、35年辺りになろうか、という昔。自分の生まれる前の話であるところが、なんともノスタルジックな感じを持った。

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