2012年3月18日日曜日

宮本武蔵/司馬遼太郎・著

2011年10月7日
 今まで読んでこなかった、宮本武蔵の生涯を期待を持って本を開いたが、やはりイメージとは違った「人間宮本武蔵」がいた。天才ゆえに傲慢でもあり、自尊心もすごく強く、全てにおいて人並みはずれていた様子がわかる。興味を惹くエピソードとして、一生風呂に入らなかったのではないか、という事、姓は宮本ではなく、それは村の名前であり、村には生涯もどらなかった事、そして、新免というのが、本来の彼の苗字であること、そして、卑怯なまでに精神的に駆け引きがうまく、また用意周到であり、最大限敵の情報を集めた、2刀流が有名だが、実際の決闘の多くは木太刀で真剣を使う勝負はそれほどなかったこと、そして、武蔵をもってしても、試合は30歳以降は極力避けたことなど。

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