2012年3月4日日曜日

生死不明/ 新津きよみ・著

2010年2月17日(水)
弘子の夫茂は、結婚後半年して、突然蒸発してしまった。それから3年の月日が流れる。弘子は生計を立てるために、自宅で書道教室を始め、新たな生活に日々を忙しく過ごしていた。新しく好きな人もでき、このまま夫は蒸発したままでいたらいい、と考えるようにさえなっていた。そんなある日、「ご主人は生きています」と一行だけの手紙が舞い込む。・・・・・・・
謎が新たな展開をみせておもしろいですが、「推理小説」というわけではありません。それなりに緊迫感があり、はらはらする部分もあって、娯楽小説としては、いい線いってるのではないでしょうか?特殊な場合の心理状態、母の子を思う特殊でゆがんだ複雑な心理などは、少し理解するのが難しいところもありますが、(ネタばれになりますので、)良い作品だと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿