2012年3月4日日曜日

ぼくと、ぼくらの夏/樋口有介・著

2009年12月18日(金)
高校2年の夏休み初め、同じクラスの岩沢訓子が自殺した。その自殺を不審に思った、春一と麻子は、事件の解決に乗り出す。二人の恋の行方と同様に事件は思わぬ方向へ展開していく、、、、。
軽妙なタッチで描かれ、ちょっとミステリとしては、力不足を感じさせます。ですが、高校生の行動、恋愛感、感じ方などはまさに青春的なほろ苦さもあり、好感が持てます。また、物語が、府中、国立、調布、読売ランド、東京天文台、武蔵境など、名指しですので、この辺のローカルの方はたまらない臨場感でしょうね。といっても時代背景は、80年後半らしいので、いささか、古さはあります。
最初は、文体が軽く、「失敗かな?」と感じることもありましたが、おもしろく読めました。

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