2012年3月4日日曜日

彼方(あなた)への日々/唯川恵・著

2010年3月24日(水)
水泳のインストラクターをしている曜子は、十年前、兄をバイク事故で亡くしている。そのバイクに乗りたくて、せがんで乗せてもらっての事故だった。それゆえ、曜子は、自分を責め、人に素直に甘えることができない性格を持つようになる。ある日、水泳教室に通う児童真之の保護者である久住陸と出会う。造形作家である陸は、曜子に作品のモデルになってくれるよう頼む。破格のバイト料ということもあり、曜子は承諾するのだった・・・・・・。
典型的な恋愛小説。いや、馬鹿にした言い方ではない、文字通りとってください。良い作品だと思います。二人の男性の間で揺れ動く、曜子の感情、気持ち、心模様の描写が美味く、彼女の切ない気持ちがよく伝わります。恋愛のあの「切なさ」を味わいたい方は、是非読んでみてください。

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